令和5年5月31日、和歌山市議会の臨時会が開催され、議会の構成が完了した後、市長専決処分事項などの重要議案が審議された。
会議は午前10時に開議され、戸田正人議長が議事を進行した。議長はまず、議会運営委員会の報告として中村元彦議員が委員長に、薮浩昭議員が副委員長に互選された旨を報告した。
続いて、市長の専決処分事項の報告が行われ、坂野裕之財政局長が全4件について説明した。これには公用車や救急自動車の物損事故による損害賠償関連の報告が含まれている。議会は質疑なしと認め、報告を終えた。
その後、議案第1号と第2号の監査委員の選任が議題に上げられ、両案とも市長から適任者として古川祐典議員と園内浩樹議員が提案された。両議案は討論なく採決され、いずれも賛成多数で承認された。
また、和歌山県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についても、芝本和己議員と奥山昭博議員が指名され、全員賛成で当選が決定した。
更に、閉会前に議長は、今後の課題として少子高齢化や環境問題、災害対策に取り組む重要性を強調し、「持続可能な地域社会の実現」が必要であると述べた。
最後に、市長の尾花正啓氏は、今後の協力を求め、「きらり輝く元気和歌山市」の実現に向け、議会の皆さんに指導をお願いした。臨時会は午前11時47分に閉会した。