令和5年5月26日、和歌山市議会の臨時会が開催された。議会では新しい議長、副議長の選出が行われ、今後の市政運営に向けた重要な第一歩となった。
出席議員は38名で、年長議員の遠藤富士雄議員が臨時議長を務める中、議長選挙が行われた。投票の結果、戸田正人議員が議長に当選した。戸田議長は挨拶で、議会の伝統を継承しつつ、地域課題への取り組みを強調した。
また、副議長の選挙も実施され、丹羽直子議員が選出された。彼女は、副議長としての重責を果たすことを誓い、議長を補佐し、和歌山市の発展に努める意思を示した。
議長選挙の後、会期の決定が行われ、会期は本日から5月31日までの6日間とすることが確認された。議会運営委員会の委員の選任も行われ、議会の円滑な運営を目指す取り決めがなされた。
市長の尾花正啓氏は、コロナ禍からの回復や少子高齢化、防災対策についても言及。新型コロナウイルス対策の見直しや市民の福祉向上に努める方針を示し、議員の協力を求めた。今後、和歌山市議会は議論を通じて地方自治の推進に取り組む意欲を新たにしている。
本臨時会では議長及び副議長選挙の他に、会期の決定や議会運営委員会の委員の選任が行われ、議会の運営体制が確立された。次回会議は5月31日に予定されており、更なる議論が期待される。