令和5年3月7日に和歌山市議会で定例会が開催され、様々な議案や一般質問が行われた。
議事日程では、まず会議録署名議員の指名が行われ、中谷謙二氏、中尾友紀氏、中村朝人氏の3人が選ばれた。続いて、一般質問が進められ、寒川篤氏と姫田高宏氏がそれぞれ重要なテーマに関する質問を行った。
寒川篤氏は奈良県川上村との連携について質問し、市民の森づくりプロジェクトや川上村との交流の深化について触れた。市長尾花正啓氏は、川上村との交流の重要性を強調し、地道な活動を続けていることについて述べた。さらに、子供たちへの環境教育の必要性も指摘された。
姫田高宏氏は、市長の政治姿勢と本市の組織力向上について尋ね、市長が提唱する「オール和歌山市の力で」の理念の実現に向けた具体策を求めた。市長は職員とのコミュニケーションの重要性を強調し、以前の質問からの進展を説明したが、職員数の減少に伴う業務負担についても言及した。職員のモチベーションを高める体制の整備など、今後の課題として挙げられた。
障害福祉関連についても姫田氏から質問があり、障害者グループホームの充足状況や、65歳問題についての市の対応が求められた。福祉局長は、障害者福祉サービスと介護保険サービスの適用関係について説明し、適切な判断を重視していると応じた。