令和元年5月31日、和歌山市の臨時会が開かれた。この会議では、様々な議案が採決され、特に大規模太陽光発電施設に関する反対決議案が取り上げられた。
会議では、まず日にちの1件目として、会議録署名議員を指名した。宇治田清治議員、中尾友紀議員、松井紀博議員の3名が選出された。
次に、議案第1号の承認に関する審議が行われた。予算特別委員会の報告により、一般会計補正予算案が原案通り可決された。中尾友紀予算特別委員会委員長は、工事予算が99億から115億に増額された背景には、資材単価の高騰などがあると述べた。これに対し、公明党の堀良子議員は賛成の立場で討論し、計画の意義を強調した。一方、日本共産党の姫田高宏議員は、予算の適切性について疑問を呈し、反対の意思を示した。
その後、和歌山県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙が行われ、古川祐典議員と奥山昭博議員の二人が選出された。議長はその結果を受け、無異議として当選人の発表を行った。
また、監査委員の選任についても2件が提案され、どちらも原案通りに決定された。個別の議案の採決は順調に進んだ。
最後に、大規模太陽光発電施設に関する反対決議案が経済文教委員会によって提案された。この決議案は、地域住民の生活環境や既存の観光資源に配慮し、再生エネルギーの導入における懸念を表明するものであると中谷謙二議員が説明した。議会はこの決議を原案通り可決し、反対の意志を示した。
会議の終わりには、議長の井上直樹議員と尾花正啓市長が挨拶し、今後の市政の発展に向けた協力の重要性が強調された。市民からの信任を受けた議員たちは、市民福祉の向上に努める決意を新たにした。