令和4年6月27日、和歌山市議会の定例会が開催され、多くの議案が承認された。
この日程では、議案第1号から第19号までが一括で承認され、さらには監査委員の選任や人権擁護委員候補者の推薦も行われた。
総務委員会の園内浩樹委員長は、各部局の審査結果を報告した。特に、SDGs推進事業に関する質疑が活発で、「ナッジ理論や仕掛学を活用した事業の実施期間の必要性についての質問があった。」と述べ、その重要性が強調された。
厚生委員会の山野麻衣子委員長は、健康局における感染症患者入院医療事業について、コロナ情勢に応じた支援の柔軟性に関する質疑があったことを報告した。さらに「住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金事業についても、特にデジタル化による施策の進展が求められている。」と述べた。
また、経済文教委員会の報告では、学校給食費支援金事業についての質問が多く、特に材料費の価格動向に対する保護者負担軽減策が求められた。堀良子委員長は「子供たちへの教育環境の改善が必須である」と力説した。
市長の尾花正啓氏は、監査委員の選任について説明し、「柳野純夫氏は適任である」と強調した。人権擁護委員の推薦に関する諮問も全て承認され、これに関しても質疑はなかった。
閉会挨拶で、議長の戸田正人氏は、本定例会が数多くの重要項目を審議し、採決が行われたことに感謝を述べた。また、新型コロナウイルス感染症への対応が進展していることを指摘し、議会として市民生活の安定を図る努力を続ける必要性を訴えた。