令和5年度の当初予算案が全員協議会で内示された。
出席者の中で、戸田正人座長が会議を開会し、議題に移行した。本日の議題は、令和5年度の当初予算案であり、尾花正啓市長がその概要を説明した。
市長は「コロナ禍における社会経済活動への影響を鑑み、令和5年度は脱コロナに向けて準備を進める」と強調した。特に医療機関との連携や保健・救急医療の機能維持を重視しながら、社会の変化に対応した施策を展開すると述べた。
具体的な取り組みとして、地域の産業活性化や所得向上のための支援制度創設が挙げられた。「企業の成果向上を図ることで、市民の所得向上に寄与したい」と市長は述べた。また、道路交通の効率化に向けた新広域道路交通計画についても、国に要望する意向が示された。
さらに、「光の演出を用いた街の魅力アップ」や「観光資源の活用に向けた取り組み」を進めることが報告され、地域の活性化が期待されている。和歌山県内の交通利便性や観光資源を最大限に活用し、賑わいのある街づくりが進められる計画である。
また、教育施策では、「こども医療費助成制度の拡充」に向け、18歳までの医療費負担を無料化する方針が提案された。これにより、子育て世帯の負担軽減を図り、地域における若者の定住促進を狙う。
最後に市長は「令和5年度予算は、民間との共創を通じて、より良いまちづくりを進めるためのものである」と述べ、議会での審議をお願いした。議論を通じて、地域住民からの意見を集約し、実現可能な施策を展開していく意向が示された。