令和5年3月16日、和歌山市議会は定例会を開催し、議案や意見書の審議を行った。
会議では、議案第37号から第67号にかけての31件が取り上げられた。
中でも副市長の選任についての議案第68号が注目され、尾花正啓市長は佐藤哲也氏の適任を強調した。議会は質疑を行った後、即座に採決され、全員一致で同意された。
また、議案第69号での教育委員会委員の任命についても市長から説明があり、こちらも質疑なしで承認された。市長は森崎陽子氏の任命を提案し、議会はこれを歓迎する姿勢を示した。
発議第1号として提出された意見書案は、地方議会のデジタル化を促進するための特定財源創設を求める内容であり、中谷謙二議員が提案理由を説明した。これに対して議会の協力が求められ、賛成多数で可決された。この意見書は、今後の議会運営において、デジタル技術の活用を進めるための重要な議題となる。
また、議員辞職の件も取り上げられ、林佑美氏が辞職願を提出したことが報告された。議会は、彼女の辞職を許可することを全会一致で決定した。
さらには、永年在職議員の表彰も行われ、古川祐典氏、南畑幸代氏、尾崎方哉氏の3名が20年の功績を称えられた。
このように、今回の定例会では、市政に関わる重要な議題が次々に承認され、特にデジタル化との関わりが議会の未来に向けての重要なテーマであることが浮き彫りとなった。