令和3年10月4日、和歌山市議会の9月定例会が閉会した。
本定例会では、議員たちが多くの重要議題を審議し、特に閉会中の継続審査及び調査の必要性が強調された。
議長の吉本昌純氏は、出席した36名の議員に対し、特段の協力に謝意を示しながら、10月3日に紀の川に架かる六十谷水管橋の崩落が市民生活に与えた影響について言及した。約6万世帯が断水の影響を受けていることは深刻で、多大な被害がある。市長の尾花正啓氏も、この問題を真摯に受け止め、復旧に全力を挙げていくことを表明した。
市長は、応急給水活動についても報告した。市内の22か所の給水ポイントで給水を行い、災害用飲料水の配布も実施しているとのことだ。この対応により、住民の困難をいくらかでも軽減できるよう努めている。
また、議会運営における協力を改めてお願いし、議員たちへの感謝を述べた。市長は、六十谷水管橋の落橋原因の究明と早期復旧に向けた関係機関との協力を強調した。
吉本議長は、閉会の挨拶の中で、新型コロナウイルスの影響にも触れ、入院や在宅療養を行う市民への回復を願った。議長は、市民に向けた感染予防策の徹底を呼びかけ、議員各位の健康についても気遣った。
この会議を通じて、和歌山市の議会は、今後の市政運営に向けて前向きな姿勢を見せている。議案の審査を終え、9月7日の開会以来の議会が無事に閉会したことを市民は評価していると考えられる。