令和3年12月に開催された和歌山市議会では、様々な議案が審議された。
会議の中で特に注目される発言として、議案第1号に関する反対討論があった。
日本共産党市会議員団を代表し、姫田高宏議員は国の方針に従ったことを問題視し、職員の給与引下げを避けるべきだと訴えた。彼は、コロナ禍で奮闘している職員に対する配慮が必要であると強調した。
また、人事委員会委員の選任について、尾花正啓市長は、適任者として岡京子氏を推薦したと発表した。市長は地方公務員としての識見を重視した選任理由を述べ、議会の同意を求めた。
さらに、19件にわたる決算認定が一括審議され、多くの質疑が行われた。決算特別委員会副委員長の西風章世議員は、慎重審査の結果すべての案を認定すべきだとの報告を行い、賛成者の起立を求め、賛成多数で可決とさせた。
討論では、森下佐知子議員が決算認定に反対の立場から発言。特に保険料引下げの遅れや、債権回収の問題について指摘した。また、効果的な施策の見直しを求めた際には、議場からの拍手が起こった。予算の執行の妥当性を監査する重要な役割があると再認識された。
この会議は、今後の和歌山市の財政に関する重要な基盤となる決定がなされた場であった。議会での議論を通じて、市民生活に寄与する施策が進むことが期待される。今後も市の運営について注視が必要である。