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和歌山市議会、9月定例会で一般質問を中心に重要課題を議論

和歌山市議会は9月13日に定例会を開催し、一般質問を通じて災害時の避難所対応や水路の安全対策について議論された。
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和歌山市議会の令和3年9月定例会が9月13日に開催され、主要な議題として一般質問が行われた。

議長の吉本昌純氏の指揮のもと、まず会議録署名議員が中谷謙二氏、中尾友紀氏、戸田正人氏に指名された。続いて、一般質問が行われ、特に井本有一氏からの災害時の避難所対応や水路安全対策についての質問が注目を集めた。

井本氏は、お盆の豪雨による土砂崩れや冠水の影響を受けた市民の避難状況について、避難所での不十分な対応を批判した。特に、高齢者や介助が必要な避難者が適切に移動できなかったことを挙げ、福祉避難所の必要性を訴えた。また、水路転落事故に関しても、自転車の死亡事故が続いていることから、転落防止策が急務であると強調した。これに対して亀井利昭危機管理局長は、相談を受けた際に適切な対応を行ったことを説明したが、今後の対応改善を約束した。

さらに、姫田高宏氏も一般質問に立ち、就労支援施策や期日前移動投票所の設置について言及した。特に、コロナ禍で職を失った市民への支援が求められており、就職を志す人々に対して市が継続的な支援をする必要性が唱えられた。同氏は、また高齢者や障害者にとって、投票環境を改善するために移動投票所の設置を提案した。

その後の質疑では、関連局からさまざまな施策について答弁があり、また古川祐典氏による医療的ケア児への支援策も取り上げられた。市長の尾花正啓氏は、医療的ケア児及びその家族に対する支援が必要であり、関連機関との協力を強めて具体的施策を進める考えを示した。また、今後の施策では、教育現場での看護師配置についても言及があった。

一連の質問・回答を通じて、議員たちは市民の安全や生活の向上を目指す具体的な施策の必要性を再確認した様子がうかがえた。特に、高齢者や要支援者に対する対応の重要性、地域住民の居住環境改善や就労支援の強化が議論され、質の高い福祉サービスを提供するための更なる努力が求められていると言える。

議会開催日
議会名令和3年9月和歌山市議会定例会
議事録
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