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和歌山市議会での子育て支援や避難所の現状が問われる

令和5年6月27日の和歌山市議会定例会では、子育て支援や避難所環境について議論された。
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令和5年6月27日、和歌山市議会が定例会を開催した。議会では、会議録署名議員の指名や一般質問が行われ、市民からの意見が議論された。

一般質問では、山路恭世議員が子育て支援に関連する諸課題について質問した。特に、少子高齢化の進展について言及し、現在の日本では4人に1人が高齢者となっていると述べ、2070年には39%が高齢者になると予測されていることを示した。山路議員は、子育て支援の強化が不可欠であるとの認識を示した。

市民環境局長の上野美知氏は、病児保育制度についての現状を報告し、和歌山市での病児保育施設が2院のみであることを示し、利用者数の少なさについても認識し、今後の拡充に取り組むと強調した。

また、山路議員は、子育て中の女性の働きやすさを求め、パートタイム勤務の環境整備が必要であると訴えた。この点に関して、産業交流局長の本田雅彦氏は、子育て支援のための職場環境改善に向けた施策を進めていくことを約束した。

さらに、病後児保育施設が少ないことについても問題提起があり、山路議員は他都市と比較し、施設数や定員の違いを示しながら、和歌山市の改善を求めた。この要望に対して、福祉局長の南克幸氏も現状を把握しており、今後の検討に向けて協力する意向を示した。

次いで、山路議員は妊娠期の健康をテーマに、栄養指導や産前産後のサポートについても言及した。健康局長の高垣睦子氏は、現在の取り組みを報告し、妊婦への支援の重要性を認識し、さらなる充実を図る方針を伝えた。

最後に、教育現場でのメタバース取り入れの可能性にについて質問がなされ、教育局長の利根功一氏は、特に不登校児の支援において新たな活用が期待できると述べた。

議会は、市民の声が直接活かされる場であるとともに、和歌山市の未来に向けた持続可能な施策の推進が期待されている。

議会開催日
議会名令和5年6月和歌山市議会定例会
議事録
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