令和3年2月26日に和歌山市で行われた定例市議会において、様々な議案が審議された。
会議の中で最も注目を集めたのは、教育委員会教育長の任命に関する議案である。市長の尾花正啓氏は、阿形博司氏を教育長として任命する旨を述べ、その人物の教育行政に関する識見の高さを強調した。そして、この意見に対して市議会から異論は出ず、議案は全員賛成で承認された。
さらに議案の中で、承第1号や議案第1号から第36号までの36件についての報告が行われた。総務委員会の副委員長である赤松良寛氏は、各委員会での審査結果を詳述。議案第1号に対しては賛成多数で可決され、日程の36件はすべて原案通り承認されたことに総務委員会は満足感を示した。
一方で、議会の中では質疑も行われたが、特に波風が立つことなく進行した。坂口多美子氏は、議案第1号や第2号等の補正予算に反対の立場で討論した。彼女は、コロナ禍の中で予算配分の公平性が問われるべきであると主張した。特に、マイナンバーカードの普及率が23.5%にとどまっている現状に対しての問題提起は大きな注目を集めた。
その他の議案につきましても審議が行われ、議案第68号を含む各案については一括して審議された。予算案については、歳入の減少が示され、特に市民税や固定資産税などが影響を受けている。このような予算案の承認過程は市民にとって影響が大きく、議員たちがしっかりと確認する必要があるとの意見も出ていた。
最終的に、議案はすべて賛成によって可決され、今後の運用に期待が寄せられる。議会の進行は円滑そのものであり、本日の結果に関して議員たちは一定の満足感を抱いているようである。