令和元年6月9日、和歌山市議会の定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
まず、会議録署名議員の指名が行われ、「宇治田 清治議員」「中尾 友紀議員」「松井 紀博議員」の3名が選定された。この選定は、会議規則に基づき行われた。
続いて、議案第32号から第34号までの工事請負契約の締結についての説明が行われ、川嶋 正起財政局長が登壇した。議案第32号は、市民会館(仮称)市民文化交流センター新築工事を86億6,800万円で発注するもので、議案第33号は同センターの電気設備工事を7億6,868万円で、議案第34号は機械設備工事を12億109万円でそれぞれ契約するものである。これに対し、会議メンバーからは質疑が挙がり、プロジェクトの詳細について説明が求められた。
最終議題は一般質問で、山本 忠相議員が登壇し、まず本市の財政について質問を行った。山本議員は地方公会計制度の導入やございました財政状況の分析に関する質問を行い、財政局長は具体的な数値について説明し、確実に進める姿勢を示した。また、広域連携についても質問があり、他の自治体との連携体制が説明された。特に、観光施策に基づく広域連携が必要で、この点を強調した。
これに対し、財政局長は「当市は周辺自治体と連携し、観光施策を推進している」との考えを示した。
山本議員の再質問では、財政状況の更なる透明性が求められた。教育委員会からの事業案内の重要性や、官民連携についても多くの声が挙がった。
この日の一般質問は多くの市民の関心を集め、今後の自治体施策に大きく影響するものとなる見込みだ。議会の議員たちは、市民から寄せられる意見を真摯に受け止め、より良い社会の実現に向けて取り組んでいく重要な姿勢を改めて確認した。
最後に、今後の和歌山市の発展に向け、市民とのより良い関係を築いていくための意見交換が行われた。市民の声をしっかりと聴き取り、より良い施策を検討する姿勢が求められている。今後に向けた期待が高まる。
本日の議会は、十分な説明責任と市民への説明が果たされることが必要であるとの認識を新たにする結果となった。議会が市民の意見、声を反映し、行政運営に生かされていくことが望まれる。