令和2年12月の御坊市議会定例会が開催された。
議会では、消防長や各部長などの行政側からの報告も行われた。
議会の重要な議題には、複数の条例改正案や補正予算案が含まれており、特に新型コロナウイルス関連の議案が目立った。
市長の三浦源吾氏は、第67号議案の「御坊市職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例」について説明を行った。
この改正は、国が新型コロナウイルス感染症に従事した職員へ特例措置の手当支給を決定したことに伴い、同様の措置を取るものである。
また、第68号議案と第69号議案は関連性があり、地方税法の改正に基づく必要な改正を行うことが提案された。
これに対し、田端卓司議員は「適切な改正が求められる」と指摘した。
第70号議案では、日高川ふれあい水辺公園の利用料金の改定が提案されており、利用施設の改善を伴った内容となっていた。
小瀬武伯産業建設部長は、この変更により市民の利用促進を目指すと述べた。
また、第72号議案の「御坊市総合計画基本構想」に関して、三浦市長は現状に目を向け、多様化する行政ニーズへの対応の必要性を強調した。
今後10年の市のビジョンについても、市民とともに考えていく重要性が指摘された。
第74号議案では、御坊市民文化会館の新たな指定管理者の指定が話題となり、株式会社ハートスが候補に挙がった。
松屋久紀議員は、管理者の透明性と住民の信頼構築を期待していると述べた。
会議は13日間の会期予定とし、最初の休会日は12月7日と決定された。
議長の向井孝行氏は、緊急性の高い案件について早急に審査を進めるよう呼びかけた。
最終的に、各議題に対する質疑応答が行われ、散会となった。