令和元年12月に開催された御坊市議会において、一般質問が活発に行われた。
特に村上宗隆議員からは、先月に開催された第32回ねんりんピック紀の国わかやま2019の成果について質問がなされた。この大会は県内で初めての試みとして60歳以上の人たちを中心にスポーツや文化交流を展開した。「和歌山市でのフェスタや健康マージャン、ウオークラリー、グラウンドゴルフなど、幅広い年代が交流を深め、管内の魅力がアピールされた」と語った。
大会の運営にあたっては、全自動マージャン卓を初導入し、スムーズな運営ができたと報告される。市民のおもてなしによって選手たちが満足した様子も伺えた。
また、健康マージャンの普及の期待が高まる中、令和3年11月に開催予定の国民文化祭でも、さらに詳細な取り組みが行われるとのことだ。市長の柏木征夫氏も「このイベントは御坊市の魅力発信に繋がる」と強調した。
一方、今年は大きな台風により松が多数枯れており、田端卓司議員からの質問では「枯れた松の早期伐採の予定はあるか」と問いかけられ、農林水産課からは120本以上が確認されており、残る松も含めて健康対策が今後実施される計画が回答された。
道路標示についても、県道や市道のセンターライン、サイドラインの引き直しが現在進められているとの説明があり、引き続き職員が市民の声を聞く姿勢が強調されている。各議員からの質疑は、今後も市民生活と密接に関わる内容で展開され、その時折の回答による不安解消が期待されている。