令和元年9月12日に開催された御坊市議会定例会では、重要な議題がいくつか取り上げられた。
全議員が出席し、18件の議案が審議された。
特に注目されたのが、第60号議案「御坊市会計年度任用職員の給与等に関する条例」と第61号議案「御坊市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」である。
田端卓司議員はこの2件の条例について、法改正の経緯や趣旨を問うた。
総務課長の桑憲史氏は、会計年度任用職員制度が令和2年4月1日から施行される旨を説明。
地方公務員法の改正により、非正規職員の基準を厳格化し、常勤職員との均等待遇を実現するため、職員の待遇改善が図られると強調した。
今後、対象職員への説明会を予定しており、書面での意見収集も行う方針である。
このほか、第62号議案の「御坊市印鑑条例の一部を改正する条例」も議論の対象に。
小川春美議員は、旧姓を使用している女性の利便性向上に関する質問を行った。
市民課長の宮下幸代氏は、住民票に旧姓を記載できるようになることを説明し、条例が11月5日から施行されることを明らかにした。
さらに、令和元年度一般会計補正予算(第2号)である第72号議案や、平成30年度のさまざまな決算についても質疑が行われ、具体的な数値が示される中、慎重な審議が続いた。
最終的に、平成30年度決算特別委員会の設置が決まり、休会日が設定された。
今後、委員による詳細な審査が行われる見込みである。