令和3年12月7日、御坊市議会が開催され、議員らが参加した。主な議題は会議録署名議員の指名と一般質問である。特に一般質問では、山田勝人議員がコロナ対策に関連する様々な事項について質問した。
山田議員はコロナウイルス感染症によって影響を受けた地域社会について述べ、医療従事者への感謝の意を示した。彼は、新しいスケートボード場の設立に関して前向きな答弁を求めた。スケートボードに対する関心が高まり、オリンピックでの日本選手の活躍が影響していると指摘し、市としても取り組みを強化するべきだと強調した。
山田議員はさらに、スケートパークの整備について市の計画を尋ねた。市の生涯学習課長は、スケートボードの利用者ニーズを把握するための調査を進める方針を示し、今後の取り組みに期待を寄せた。議員は積極的な取り組みを求め、中でも適切な場所の選定が不可欠であると述べた。
次に、村上宗隆議員が国民審査のあり方について質問した。彼は市民に対する情報提供不足と利便性の向上が求められているとし、投票所でのサポート体制や情報提供についての改善が必要であると述べた。市の選挙管理委員会は、この問題に対し、適切な対応を検討すると答えている。
また、芝田学議員はデジタル庁の創設に伴う行政のデジタル化について議論を行った。彼はデジタルサービス導入にあたり市民のプライバシー保護が必要であると強調した。市はこれに対して、個人情報は適切に保護されていると回答したが、まだ不安が残る声があることも事実である。
最後に、小川春美議員が地域の防災体制について言及した。彼女は最近の地震を受けて、市役所の耐震化について質問し、住民から信頼のおける防災対策が求められていると指摘した。
今回の議会では、スケートボード場の整備、国民審査の利便性向上、デジタル行政の進展に関する意見が多く発表されたことが特徴的であり、地域の行政運営に対する市民の期待が表れていた。これらの議論を通じて、今後の方針が見えてくることが期待される。