令和5年9月御坊市議会定例会が開催され、様々な議案が審議されました。
特に注目されるのは、物品購入に関する議案です。まず第45号議案では、御坊市新庁舎で使用するデスク・ワゴン一式の購入が提案され、契約金は4,167万9,000円に達します。この議案に対し、小川春美議員が詳細な質問を行い、デスクの仕様や入札参加業者についての情報が提供されました。財政課長の福居利章氏は、デスクのサイズや形状の違いにより合計817点の購入が行われると説明しました。
同様に、第46号議案では移動式収納庫を3,891万3,600円で購入する旨が述べられました。この品目の導入により、限られたスペースを有効に活用することを目指しています。小川春美議員は収納庫の配置予定について質問し、各執務室に必要数を配置する方針であることが明らかになりました。
また、第47号議案では通常の収納庫が3,722万4,000円で提案され、こちらも多くの品目が含まれています。財政課長の説明によると、収納庫の内訳には395点の新たな棚が含まれ、既存のものとも併用される見込みです。
議会はさらに、第48号議案から第54号議案までの多くの条例改正案や予算についても審議を行いました。特に予算に関する議案では、投資的経費や災害復旧事業費が中心に扱われました。市長の三浦源吾氏は、想定される歳入や歳出の詳細について説明し、特に豪雨による被害への対応が強調されました。
今回の議会は、効率的な行政運営や市民のニーズに応えるための準備が進められ、その中で市の財政健全化が求められています。議員らは市民感情を考慮しつつ、必要な物品購入や市民サービス向上に向けての取組みについて議論を継続しました。