令和4年9月8日に開催された御坊市議会定例会では、主に新型コロナウイルス感染症対策や水道事業に関連する多くの議案が審議された。
特に注目されたのは、第47号議案である「御坊市水道事業給水条例の一部を改正する条例」だ。これに関して、議員からの質疑が行われ、水道料金の公平性確保を目的とした改正が提案された。水道事務所長の森田誠氏は、「4割の家庭が現在の料金制度の恩恵を受けていない」とし、料金体系の見直しが必要であると強調した。
また、第48号議案では新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る補正予算が4,990万円計上された。健康福祉課長の西川宏洋氏によると、3回目、4回目の接種を実施するために必要な経費が不足したとのことで、事業の継続が求められる中での予算措置が意義深いものとされている。
さらに、農業振興に関連して第49号議案「令和4年度御坊市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」が審議された。国保年金課長の木村美香氏は、コロナ禍における申請者の急増に伴い、追加で補正予算が必要と説明した。
今回の会議では、議会の透明性を保つために、会議録署名議員の指名や将来予想される還付金についての議論が行われた。議案の通過後、多くの議員が市民の生活に直結する社会保障や福祉の強化が重要であると意見を述べていた。