令和元年6月14日に御坊市議会定例会が開かれ、市道猪野々大浜通線の耐震補強工事契約など多くの議案が審議された。
この会議では、会期を6月26日までの13日間と決定し、様々な報告や議案の審議が行われた。市長の柏木征夫氏は、繰越明許費報告について詳細に説明し、特に公共事業において進捗が遅れた理由として地元調整が時間を要したことや、関係機関との協議が必要だったことを強調した。
また、公益財団法人御坊市ふれあいセンターの経営状況についても報告され、特にオートキャンプ場の利用者数が前年の2.5倍に増加した点が注目を集めた。センター事務局長の林守氏は、SNSを活用したPR活動が功を奏し、さまざまなキャンピングカー団体との連携が訪問者増加につながったと発言した。
議論の中で田端卓司議員からは、特定施設における利用者数の変化や今後の利用促進策について質問があり、林事務局長は新たな取り組みを続けながら顧客満足度の向上を目指す姿勢を示した。
続いて、第24号議案の市道猪野々大浜通線耐震補強工事請負契約についても質疑が行われ、都市建設課長は、16社が入札に参加し、ほぼ100%に近い落札率で契約が進められていることを説明した。
最後に、数々の条例改正などが提案され、多くの議案が原案通り可決された。特に消費税率の引き上げに伴う各種施設使用料や手数料の改正が実施されることが確認され、御坊市の財政運営における転機となることが期待される。今後も引き続き市民サービスの向上に努めていく方針が示された。