令和3年9月9日、御坊市議会の定例会が開催された。
本日は、7件の議案について審議が行われる。議長の小池佐左夫氏は、まず会議録署名議員の指名を行い、村上宗隆議員、山本清司議員、西本和明議員が選ばれた。次に、議案第52号の令和3年度御坊市一般会計補正予算(第4号)の専決処分の承認を求める件が議題とされる。
小川春美議員は、この補正予算に関する質問を行った。新型コロナワクチン接種事業の委託料について、当初の予算と比べて報償費に不足が生じた経緯を尋ねた。健康福祉課長の西川宏洋氏は、接種体制の増強のために必要な経費の増加を説明した。この背景には国からのスピードアップ要請があり、医療従事者の人数が増えた結果、報償費が足りなくなったという。
議案第54号の農業振興費に関する補正予算にも言及があった。小川議員は次世代野菜花き産地パワーアップ事業に対する補助金について質疑し、農林水産課長の橋谷佳孝氏がその事業の内容を説明した。市はハウスの改修や機械設備への補助を行う。さらに今年度は需要に応じて予算の増額が必要となっているとのことだった。
また、田端卓司議員は、御坊市個人情報保護条例の一部改正に関して質問した。総務課長の古谷守幸氏は、この改正が国の法改正に基づいていることを説明し、市民への影響はほとんどないと強調した。
最後に、令和2年度の決算について審議が行われ、さらなる調査のために特別委員会が設置されることが決定した。さらに、今後の日程について、議会は9月10日、13日、14日の3日間の休会を決議し、今回の定例会は散会となった。議事は円滑に進行され、議員の活発な質疑が市民生活や地域振興に関連していることが印象的であった。