令和3年3月御坊市議会定例会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
この会議では、全議員が出席し、まず会議録の署名議員が指名された。続く一般質問では、議員の村上宗隆氏が人口減少の問題に焦点を当て、企業誘致の推進と御坊市の人口増加につながる施策について質問した。
村上議員は、企業誘致が少子化対応の鍵になると強調し、同時に、市の人口が減少している現状についても言及した。令和3年1月末時点での人口は22,727人であり、前年に比べて181人減少している。そこで、多様な施策の実行が求められると指摘した。
市長の三浦源吾氏は、人口減少問題は重要な課題であり、雇用環境の整備や子育て支援が必要であると述べ、そのために新たな計画を進めていく方針を示した。「第5次御坊市総合計画」及び「御坊市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を通じて、将来の人口予測を定め、その実現に取り組んでいくことを約束した。
また、村上議員は新型コロナウイルスワクチン接種についても触れ、市民に対する明確な情報提供と接種の準備段階についての報告を求めた。市長は、国や県との連携を深めながら、接種体制の準備を進める考えを示した。
さらに、一般質問では、様々な施策が議論された。村上議員は、若者が住みやすい環境を作ることが人口增加につながると考え、住環境の改善についても市の施策に対する質問を行った。また、企業防災や事業サポートについても質問し、市の取り組みを促した。
市長は、「行政として今後も連携を強化し、人口増加に向けた活動を継続する」と述べた。一般質問の最後には、議員の意見を包括的に受け止め、今後の市政運営に活かしていくことが強調された。