令和元年6月26日に開催された御坊市議会では、重要な議案が可決された。特に森林環境譲与税に関連する情報と一般会計補正予算が大きな焦点となった。
総務文教常任委員長の村上宗隆議員は、「第27号議案、御坊市森林環境譲与税基金条例について、森林環境税が令和6年度から課税予定である」と報告した。これに対して田端卓司議員は、重複課税の問題を指摘し、個人住民税の均等割への一律課税の逆進性が懸念されると述べた。
また、同じく委員長は、「第51号議案、令和元年度御坊市一般会計補正予算について、紀の国緑育推進事業に関する事業内容を報告」した。コスト削減の一環として、御坊小学校と河南中学校を対象にした森林学習が進められることが決定された。
この他、都市計画税や水道事業補正予算に関する議案も審議され、各議案は賛成多数で可決された。特に水道事業関連で、「更新手数料が新たに設定された」との説明もあった。
公平委員会の選任に関して、市長の柏木征夫氏は「田端良一氏の後任として、里森修氏を選任したい」と提案。両氏の経験と資格が評価され、異議なしで同意が得られた。人権擁護委員候補者についても、阪本仁志氏と中野るり子氏を引き続き推薦することが決定した。
この会議では、多くの条例が改正され、新しい施策が具体的に進められる見通しだ。議会は、今後も市民生活に直結する重要な決定を行い続ける。