令和5年6月、御坊市議会定例会が開会された。本会議では、今期定例会の会期を本日から28日までの13日間と決定した。また、第23号議案として、令和4年度御坊市一般会計補正予算(第11号)専決処分の承認を求める件が議題に上がり、市長の三浦源吾氏が提案理由を説明した。寄附金の受入額が予想を大きく上回り、返礼品等の経費5,000万円の追加が求められたことが背景にある。議会では全会一致で承認した。
続けて、第24号議案、令和4年度御坊市一般会計補正予算(第12号)の専決処分についても審議された。市長は、住宅耐震化促進事業における事業繰越しについて説明し、委員会への付託を省略することが提案された。議会はこれを可決し、承認された。
市長は、経済動向を鑑みた生活支援特別給付金への対応として、令和5年度一般会計補正予算も提案した。この中では、食費等の高騰が家計に影響を与える低所得の子育て世帯に向けた支援が含まれている。加えて、国民健康保険税及び介護保険料の減便を図る条例改正も一体で打ち出されており、コロナの影響を受けた市民への配慮が強調された。
さらに、報告事項として、公益財団法人御坊市ふれあいセンターの経営状況に関する報告が行われ、過去最高の利用者数を記録したことから、地域住民への期待が高まった。特にオートキャンプ場の利用者は前年より6,565人増え、総数1万5,771人に達した。この成長は、キャンプ場の通年営業や広報戦略の効果と見込まれている。三浦市長は、今後の持続的な発展を目指していくと述べた。
最後に、今後も計画されている道路認定の承諾や新たな施策についても議論が交わされ、地域発展と安全な生活環境の整備が期待される。