瑞穂町議会は令和5年第4回定例会を12月5日に行った。この中では、様々な議案が審議され、重要なテーマとして空き家対策が挙げられた。
空き家問題に関して、古宮郁夫議員が「『町の空き家対策』振り返りと強化について」質問した。古宮議員は過去の問答を参照し、町による具体的な研究成果と今後の強化策を尋ねた。これに対し、杉浦町長は、適切に管理されていない空き家は防災、防犯、衛生上の問題があることを強調し、空き家の実態調査を進め、適切な対策を検討すると述べた。
続いて、具合的な施策として、杉浦町長は、過去に調査した206件の空き家の内、60件が管理不全であることがわかっているとし、改善は55件に達したと言及した。しかし、依然として解決に至らない5件については弁護士などとの相談を継続している。不動産業者や専門機関との連携を図り、早期の解決を目指す意向を示された。
また、議事では瑞穂町職員の勤務時間や休日に関する条例の一部改正が提案された。これにより、特別休暇として新設される出生サポート休暇について具体的な規定が述べられた。
続いて、瑞穂町特定教育・保育施設運営基準の改正や敬老金条例の改正に関する議案が審議された。高齢者福祉センター改修工事など費用の見積もりや進捗についても話し合われ、関係各部長が詳細を説明した。