令和3年5月12日に瑞穂町で開催された全員協議会では、地域の子育てや新型コロナウイルスに関連する重要な議題が扱われた。
協議事項として、まず「瑞穂町保育園等の利用状況と今後の対策について」が挙げられた。子育て応援課長の石川修氏は、令和3年4月1日現在の待機児童がゼロであり、保育園等の空き状況に触れた。また、未就学児童の人口減少に伴い、保育ニーズに関する変化を説明した。
今後の対策として、待機児童ゼロの維持や、定員割れへの対応、保育の質の向上のための施策が提案された。石川氏は、保護者に選ばれる保育園となるために、町内の保育施設全体の質を高める必要性を強調した。
次に「新型コロナウイルスワクチン接種事業について」の議論が行われた。水村探太郎健康課ワクチン接種事業担当主幹は、75歳以上の高齢者約5,100人への接種が進んでいることを報告した。予約受付状況や、今後の接種計画に関する情報が提供されるとともに、2,800人の70歳から74歳、2,100人の65歳から69歳の方々への接種券発送日も明示された。
特に、集団接種と個別接種の実施にあたり、医療従事者や福祉施設の入所者に対する接種も重要視されている。水村氏は、接種が延期された場合の手続きについても触れ、不明点に関する質疑に応じた。
「瑞穂町都市計画マスタープランの改定報告について」も議題に上がった。都市計画課長の中島和輝氏が、今回の改定の必要性や主な改定内容について説明した。20年の経過を経た中で、新たな町の姿を描く「未来都市構想」を踏まえたマスタープランが今後実施される。
図書館改修工事に関しては町田陽生図書館長が進捗状況を報告した。外部・内部の解体が進む中で、予期せぬ課題も発生したが、改修後の安全性には影響がないと述べた。
最後に、子育て世帯生活支援特別給付金の件について、石川氏が給付の概要を説明。特に低所得の子育て世帯への支援が強調され、事業の具体的な内容が示された。全体として、協議会は町民の生活向上に向けた取り組みを多角的に進めていく姿勢を示した。