令和5年3月2日、瑞穂町議会において第1回定例会が開かれた。
本会議では、令和4年度および令和5年度の特別会計予算の補正や新たな予算について審議が行われた。特に、財産区特別会計補正の議案は4件に及び、それに続く下水道事業会計や一般会計の予算、国民健康保険特別会計など、合計16の議案が一括して議題に上がった。
議案第17号から議案第20号までの各財産区特別会計補正予算に関して、杉浦裕之町長は、補正内容について説明を行った。「各会計ともに、歳入で繰入金を減額し、歳出で諸支出金を減額する見込みです」と強調した。
続いて、下水道事業会計補正予算について説明を行った。横沢真都市整備部長は、下水道事業収益が減少した理由について詳細な説明を行い、新たに採択された補助金が収益に与える影響について触れた。「補助金採択により、営業収益981万7,000円の減額を見込んでいます」と述べた。
次に、令和5年度一般会計予算の審議に移り、予算の総額146億3,800万円が提案された。町長は「新型コロナウイルスの影響や物価高騰による厳しい状況の中、各種施策の継続が求められています」と述べ、持続可能な財政運営の重要性を訴えた。
また、個人情報保護に関する条例が提出され、村上嘉男議会運営委員会委員長が新条例の必要性について説明。「新たな個人情報保護法との調和を図るため、条例を制定する必要があります」と述べた。これにより、議会の事務が適正かつ円滑に運営されることを目指す意向が示された。
最後に、全議案が無事に可決され、本日の会議は円滑に進行したことが報告された。次回の本会議は3月23日に予定されており、さらなる議論が期待される。