令和5年第2回瑞穂町議会定例会が、6月12日に瑞穂町議会議場で開会した。
出席議員は14名で、欠席は小川龍美議員の一名であった。杉浦町長は、関係機関と連携し、地域防災力を強化する姿勢を強調した。特に、震災や豪雨等災害に備え、各医療機関との協力による医療救護所の設置と体制の充実が不可欠であることを強調した。
訓練に関しては、福生病院での設置訓練が実施され、協力を得た医療関係者との連携強化の重要性が確認された。特に、医療救護所の設置には、地域住民、医師会、薬剤師会等との協力が求められる。今後は、町内各地において想定される災害に備え、持続可能な医療体制を構築するため、定期的な訓練が計画されている。
具体的には、来る7月に、保健センターでの医療救護所設置訓練が実施され、物品配置の確認と必要物資の洗い出しが行われる予定だ。医療従事者を確保するための継続的なアプローチが求められることは、町内の医療関係者との協力を通じ繰り返し明言される。
地域力の向上には、自主防災組織の活動が欠かせない。この問題については、町内会の加入率が年々減少していることが指摘されており、地域自治体の役割や住民参加の意識向上が求められている。町長は、今後も「協働推進部」を通じて町民とのコミュニケーションを強化し、地域力を高めていく意向を示した。
瑞穂町は、超少子高齢化社会のもと、地域の安全・安心のため新たな体制づくりを努力している。今後、地域の力を生かした持続可能な文脈での防災体制の強化が必要であると、各議員から提案されている。