令和2年第4回瑞穂町議会定例会が、12月21日に瑞穂町議会議場で開幕し、全26件の議案が提出された。なかでも注目は、瑞穂町長期総合計画基本構想と基本計画の策定に関する議案である。町民の意見を反映した内容が評価され、賛成多数で可決された。
長期総合計画は、瑞穂町の将来的な姿を描くもので、基本構想が10年間の指針となる。これについて、長期総合計画特別委員会の小川龍美委員長は、「町民参加の環境をつくり、幅広い意見を取り入れたことが重要」と強調した。
また、議案第90号の基本計画の策定についても、賛成が大多数を占めた。村上嘉男議員は、計画の中で地域の健康、子供の育成を重視しつつ、持続可能な地域づくりにつながる意義を説明した。
議長から質疑がないことが確認された後、採決に移り、いずれの議案も可決された。
それに加えて、自治体病院の経営悪化に対する意見書の提出も行われた。コロナ禍で医療体制が逼迫する中、地域医療を支えるための財政支援が求められた。