令和5年第3回瑞穂町議会定例会が9月1日、瑞穂町議会議場で開催された。
会議では、学校施設の現状と今後について、下澤章夫議員からの発言が注目された。下澤議員は、新型コロナウイルス感染症や気候変動による影響で、学校施設の維持管理が重要であると指摘した。教育長の鳥海俊身氏は、瑞穂町の小・中学校の施設は改修が必要であることを強調しつつ、学校施設長寿命化計画が進行中であると報告した。
杉浦裕之町長の挨拶の中で、地域経済活動の支援が不可欠であると述べた。生活を守る施策を優先するために、財源の限界があることを明らかにした。今後の施策の選択についても、住民生活への影響を考慮して実施される。
その後、一般質問が行われ、特定空き家問題が取り上げられた。教育長は、管理が行き届いていない空き家の実態を訴え、その改善が急務であると述べた。行政の対応には、所有者への改善要請が行われており、今後はより積極的なアクションが求められる。
さらに、地域体育館の設置に関する提案や武蔵野コミュニティセンターのトレーニングルームについても声が上がり、住民参加を基盤にした地域貢献の重要性が議論された。資金調達や協力体制の構築が今後の課題として挙げられた。
町長は今後の取組について、SDGsの視点を持ちながら、住民との協働が重要であると強調した。町全体での意識の変化や行動の促進が、持続可能なまちづくり实现に向けた鍵である。