令和2年第1回瑞穂町議会臨時会が7月27日に開催された。
今回は2つの補正予算案が審議され、原案通り承認された。新型コロナウイルスの影響で町民への支援が急務であり、特に赤ちゃん応援臨時給付金について、多くの関心が寄せられた。
杉浦裕之町長の挨拶では、九州や関東甲信越での豪雨被害に触れ、被災者への配慮と新型コロナの影響を考慮した上で、児童・教育関連の支援策を進めたことが強調された。また、教育相談室の従事者が感染したことも報告され、町としても対応を求められた。
審議では、議案第61号の「専決処分の承認について」が議題に上り、900万円の財源を増額した。これは赤ちゃん応援臨時給付金に関連し、感染のリスクが高まる中、小さな子どもを持つ家庭への 養育支援を目的としたものだ。給付金はお子さん一人当たり5万円が設定されており、令和2年4月から来年3月までお産まれの子どもが対象となった。
この給付金の目的は、新型コロナウイルスとの共存を図り、家庭の負担を軽減することにある。申請条件も設けられ、町に住民登録があることが必要で、今回は165人程度の対象を見込んでいると説明された。具体的な使途は感染症対策に重点が置かれているが、利用者からは希望に合わせた柔軟な使い方が求められている。
さらに、議案第62号では、もう一つの一般会計補正予算が提出された。こちらは新型コロナウイルス感染症緊急支援事業として、1,000万円の増額が予定されており、私立幼稚園への支援などが含まれている。