令和4年12月2日、瑞穂町議会にて定例会が開催され、重要な議題が議論された。中でも、保育環境の整備、特に使用済み紙おむつの持ち帰り問題がクローズアップされた。「使用済み紙おむつを持ち帰らなくても良い制度を整えるべきだ」と主張した原隆夫議員に対し、町長の杉浦裕之氏は慎重な姿勢を示した。杉浦町長は、「町では一部保育園で保護者が持ち帰る現状を維持しているが、他の自治体とも情報交換を行い、適切な方策を模索している」と述べた。その後、各種団体の意見を尊重しつつ、持ち帰りなしの方向性についての研究が進められることが強調された。
また、瑞穂町産業まつりについても議論がなされた。商工会長と町長が意見交換を行い、イベントの運営方法や内容の見直しが求められている現状が説明された。生まれ変わりつつある産業まつりの主旨や開催方法は、今後の方針に大きな影響を与える可能性がある。土に根ざした事業者たちの参加を促す形で、新たな試みを実施し、町民に愛され続けるイベントを目指す意向が示された。
さらに、自主防災組織の強化も重要な議題であった。村上嘉男議員は地域防災の中心的役割を果たす自主防災組織の育成に関して、行政と地域住民が協力し合う体制の重要性について指摘した。町は住民との連携を強化し、訓練や意識啓発を進めることで、自主防災組織の活性化を図る方針を示した。特に、避難所の運営支援など、実施団体と各運営計画の整合性を図る必要性が指摘され、今後の活動に期待が寄せられた。