令和4年6月2日に開催された第2回瑞穂町議会定例会では、さまざまな重要な議題が取り上げられた。特に、通学路等の安全対策についての一般質問が注目を集めた。原 隆夫議員は「通学路等の安全対策のさらなる充実を」と題し、小学生の安全を守るための施策の実施を求めた。同議員は、過去の交通事故を例に挙げ、国から求められた合同点検の結果を重視する姿勢を示した。最終的に、対策箇所は約7万6,000カ所と報告されており、瑞穂町でもその実施を検討する必要があると強調した。
その後の回答において、教育長の鳥海 俊身氏は合同点検の実施概要を明らかにした。危険箇所の改善には新たな課題も生じているものの、積極的に対策を進めていく方針を示した。また、実施要領に基づき、関係機関と連携して進めることで、安全対策の充実に努めることを強調した。
次に、ヤングケアラーの支援についての質問が大坪 国広議員から投げかけられた。議員は、若年層が介護の負担を抱える現状を指摘し、町としての支援策を求めた。町長は、介護者支援について若年層にも配慮が必要であるとの認識を示し、相談窓口の設置の重要性を述べた。
その他にも、町公式キャラクター「みずほまる」の活用についても議論された。町長は、地域の祭りやイベントにおける活用の重要性を強調した。今後、より多くの場面で「みずほまる」を活用し、瑞穂町の魅力を広める方策を検討していく意向を表明した。議会では効率的かつ効果的な施策が求められており、特に地域オーダーメイド施策の重要性が再認識された。町は、役割を果たすためにあらゆる施策を推進し続ける意向である。