令和3年第1回瑞穂町議会定例会では、主に新型コロナ対策と教育環境の整備に関する議題が中心となった。
初めに、原 隆夫議員が新型コロナウイルス感染症対策として、窓口でのキャッシュレス決済導入を提案した。彼は「三鷹市が導入したことで市民と職員との現金授受がなくなり、感染リスクが減少した」と説明。その結果、杉浦 裕之町長は、キャッシュレス決済の導入が現在の情勢において重要であると強調し、各種システムの導入について慎重な検討が必要であると述べた。
次に、山崎 栄議員は「教育現場におけるICT環境の整備」がテーマとなり、コロナ禍での学びの保障と端末整備の状況を問いかけた。教育長の鳥海 俊身氏は「令和2年度には全校にICT機器を整備予定」とし、特に教師のICT活用能力に重点を置くことが重要であると語った。これにより、生徒一人に一台のパソコン配備と、高速ネットワーク整備が行われることが期待されている。
議案に関しては、令和2年度一般会計補正予算および令和3年度一般会計予算案が討議された。補正予算では、新型コロナウイルスワクチン接種に伴う補助金収入の増が主眼として挙げられ、特に教育事業としてICT環境の重要性が認識されている。また、キャッシュレス決済導入により、長期的な業務効率化が望まれる。
全体として、瑞穂町議会では新型コロナウイルス対策と教育環境の整備が大きな焦点となり、引き続き具体的な施策の検討が進められる見込みである。