令和5年第4回瑞穂町議会定例会では、地域コミュニティの活性化と多摩都市モノレール延伸計画に関する議論が行われた。
まず、地域コミュニティの活性化について、下澤章夫議員は、地域コミュニティの重要性を訴え、「つながりと活力にあふれるまち」を実現するための施策が必要と述べた。発言に対し、杉浦裕之・町長は、地域のつながりの重要性を認識しているものの、加入率の低下に直面していることを強調した。町内会・自治会の加入率は、平成25年度の52%から令和5年度には36.4%に減少している。
次に、多摩都市モノレール延伸計画について、町長は、東京都が中旬に住民説明会を開催予定と述べ、町としても持続可能なまちづくりの強化を図るとの方針を示した。
さらに、感震ブレーカーの普及についても話が及び、特に高齢者世帯への普及が重要であり、町は過去に感震ブレーカーを給付した実績があることを紹介した。この取組みの効果を広めるため、広報活動の強化も必要とされる。
最後に、井上一也議員は、こどもフェスティバルにおける参加率の偏りについて質問し、四小や二小の参加者が低い現状を指摘した。町長と教育長は、参加低下の原因を分析し、改善策を検討するとした。
本会議はまた、社会情勢の変化を受けて地域コミュニティが希薄化している点にも触れつつ、今後も町民の声を注視し、地域コミュニティの活性化を図る方針で進める考えを示した。