令和2年第2回瑞穂町議会定例会が開催され、議案第60号が審議された。
本議案は、児童館等複合施設の空気調和設備機能復旧工事の請負契約に関するもので、契約金額は約1億1,530万円に達する。
この工事は、児童館や保育園の空調設備が老朽化したため、機能復旧を目的としている。
契約の方法は制限付一般競争入札が採用され、相手方は東京都立川市に本社を置く八重洲工業株式会社という。工事内容には、エアコン52台の設置や配管の改修が含まれ、工事完成予定は令和3年の2月28日とされている。
質疑応答では、多くの議員から工事費用や保育サービスへの影響について質問があり、特に森亘議員は当初予算未計上の理由を尋ねている。この質問に対し、石川修子育て応援課長は、国庫補助を得てからの提出と説明した。さらに、工事中の保育サービスの継続についても配慮されている。
工事に際しての安全対策も重視され、子供たちの登降園時の動線確保や、施工中の保育園機能の維持が確認された。また、工事の開始は9月1日を予定しており、保育室機能を移動しながら進めるといった計画が説明され、最終的に議案は原案通り可決された。
本議会では、他に閉会中の特定事件継続調査についても議題に上がり、継続調査として処理されることが決まった。これらの決定を受け、杉浦裕之町長は閉会に際しての挨拶を行い、教育や福祉についての今後の取り組みを強調した。特に、新型コロナウイルスに対する支援策として、緊急補助金の事業が開始されることも報告され、議員らに対する感謝の意を示した。