令和元年6月21日に瑞穂町議会が招集され、重要な議題が取り上げられた。
主なテーマは、議会活性化特別委員会の設置と精神障がい者への交通運賃割引制度の拡充である。
まず、議会活性化特別委員会について、古宮郁夫議長が動議を提起し、審議の結果設置が決定した。委員は近藤浩、森亘、小川龍美などの8名が選任された。この意義について、村上嘉男委員長は「開かれた議会、住民の声を反映する議会を目指す」と意義を述べた。
次に、精神障がい者の交通運賃割引制度についての陳情も議論された。原隆夫厚生文教委員会委員長が審査報告を行い、議員らによる質疑が進められた。質疑では、精神障がい者の公共交通に対する割引の適用について、身体や知的障がい者と差がある理由が問われた。
町側の説明では、身体障がい者や知的障がい者は手帳更新が必要ないが、精神障がい者は症状に応じて更新があるため、割引が適用されていない現状が指摘された。さらに、実際に利用している精神障がい者の意見も交え、交通運賃に関する格差が多くの議員から懸念された。
最後に意見書の提出が決定し、国会及び関係行政へ対応を求めることが確認された。この意見書は、精神障がい者への交通運賃割引制度が近い将来実現することを目指すものである。
杉浦裕之町長は議会の挨拶の中で、近年の災害への備えと、障がい者スポーツへの期待も表明した。議会の会期中、経済的格差が拡大する中での議論は、住民生活に大きな影響を与えるものと期待されている。