令和5年6月26日、瑞穂町にて全員協議会が開催された。
町長の杉浦裕之氏は、会議においてデジタルトランスフォーメーション(DX)推進方針の策定報告について述べた。この方針は、スムーズな行政手続きと地域課題の解決を目指している。
報告において水村探太郎デジタル推進課長は、方針の策定背景を説明した。パソコン普及やデジタル技術への対応が遅れたため、DXの必要性が高まったと強調した。また、関連する交付金の活用が重要であるとも述べた。
方針の概要では、「全ての住民に新しい価値を」という基本理念を掲げ、令和9年度までの期間で行政サービスの向上を図るという内容だった。また、書かない窓口の実証実験も結論された。
井上議員は、具体的な事例を通じて、住民に対して利便性をアピールする必要があると提案した。水村デジタル推進課長は、役場に来なくても証明書が取得できる取組を進めていると回答した。
次に、情報セキュリティポリシーの改定が報告された。デジタル推進課長は、現状に即した実践的なポリシーを策定したことを報告した。町内でのテレワーク推進もその一環に含まれる。
続いて、立地適正化計画が紹介された。持続可能な都市経営を目指し、人口減少に対する対策の重要性が論じられ、計画は令和7年度から26年度にかけて行われることが説明された。
さらに、公園整備の報告があり、地域住民とともに進めるべきとの方針が示された。今回の整備計画は、地域の意見を反映した公園づくりを目指している。
雨水管理計画についても言及され、浸水対策のための計画が進行中であることがアナウンスされた。特に、最近の気候変動に伴い、この対策が急務であると強調された。
報告の最後に森議員が、デジタルデバイド対策についての町の具体的な考えを求めた。水村デジタル推進課長は窓口相談の設置を説明し、町民がデジタル技術にアクセスできる支援が行われていることを強調した。