令和5年9月25日、瑞穂町議会で全員協議会が行われた。重要な議題の一つに、箱根ケ崎駅西土地区画整理事業の事業計画の変更がある。担当の横沢都市整備部長は、事業が進行する中で、建物移転が完了したことを報告した。事業は1995年度に認可され、約27年が経過。進捗率は98.7%に達している。
具体的には資金計画の見直しが必要になり、さらなる増額が求められている。総事業費は206億2,837万円に達し、支出増加分としては7億4,974万円が見込まれている。事業の過程で、公共事業との調整も行われ、コストが変動していることが関係している。これにより、追加増額分と収入の減少を考慮した結果、町の一般会計からの補填額が必要になる見込みだと、鳥海都市計画課長は説明した。
続いて、殿ヶ谷土地区画整理事業に関する資金援助の要望も話題に上った。横沢部長は、27年前の事業から現在に至るまで、建設労働者の人件費および資材価格の高騰で資金不足が顕著であり、具体的に5億9,900万円の援助を町に求めていると述べた。このような社会情勢の変化により、予定通りの施行が困難になるとの見解も示された。
町長の杉浦裕之氏は、組合の役割を強調し、経済面での支援を行う姿勢を見せた。事業の重要性を再確認し、住民生活の向上に結びつくために、資金援助の応じる意思があるとした。また、交渉が必要な未同意者に対し、解決を進めることを約束した。
また、定例会の会期についても説明がなされ、今後の協議事項や議会運営に関しての周知が行われた。この日程は、今後の運営に対する一連の計画とし、職員も一丸となって業務を進める決意が示された。