令和3年12月、塩谷町の第9回定例会が開かれた。
議議長の冨田達雄氏が開会を宣言し、会議は進行する。
この定例会では、全13件の議案が審議されることとなった。
特に焦点となったのは、補正予算案だ。
見形和久町長は県内経済の現状を踏まえながら、議案に関する詳細を説明した。
議案第6号として提出された一般会計補正予算は、約1億5,970万円の追加が見込まれ、総額は69億8,330万円となる。
歳入では、地方特例交付金や国県支出金の増加が強調され、歳出では主に民生費、衛生費、農林水産業費などが増額される見通しである。
これに対し、9番議員・橋本巖氏からはコロナワクチン接種に伴う予算項目について質問が投げかけられる。
橋本議員は、予算の詳細な内訳や関連業務の委託先について質疑を行った。
総務課長の神山直行氏は、警備業務や消毒業務の費用が新たに計上された背景について説明した。
また、議案第7号である国民健康保険特別会計補正予算では、歳入に100万円の追加が見込まれており、保険給付費に関連した調整が行われる。
これを受けた橋本議員の質問に対し、各業務の委託に関する詳細な情報が共有され、特定健診事業の委託先変更についても触れられた。
続いて、介護保険特別会計補正予算に関する議案第8号が採決された。
高齢者支援課長の鈴木啓市氏は、訪問事業や通所事業の予算との連携及び新たに立ち上がる地域サロンへの資金充当について報告した。
これらの議案は全て可決され、重要な施策が進められる結果となった。
最後に、議長は総務・建設常任委員会及び教育福祉常任委員会の次回開催日程を報告し、本議会を散会した。