令和元年第3回小山市議会定例会が開催された。
本会議では、議員が市政についての一般質問を行った。
特に注目されたのは病児・病後児保育事業の取り組みである。これに関連し、渡邊一郎議員は、病気や病後の子どもを預ける場所が必要であると強調し、現在のサービス状況を確認した。
小山市では、新小山市民病院とこばとキッズにて病児保育を実施しており、定員は合計で6人であるとの答弁があった。昨年度は350人がこのサービスを利用し、特にインフルエンザの流行時期には需要が高まる傾向がある。
また、減免制度も設けられており、低所得世帯には負担軽減が図られている。
次に、不登校の児童生徒への支援についての質問では、酒井教育長が、ICTを活用した教育機会の提供が行われていると説明した。これにより、学校に通えない生徒でも学習支援を受けられる環境を整えつつある。
さらに、地域社会における外国人への支援についても言及がなされた。
市内の外国人に向けた防災関連の情報提供の強化が進んでいることが報告され、市民全体の災害意識の向上が期待される。
加えて、豊穂川の一級河川化に関しての報告も行われた。国土交通省が進めるこのプロジェクトにおいて、経費も大規模に確保され、将来的な洪水対策に寄与する見込みである。
このように本会議では、より良い市政実現に向けた多様な提案が議論された。
市民にとって安心安全な環境の構築が重要なテーマとなっていることが改めて確認され、今後の取り組みに期待が寄せられる。