市では、令和3年12月の定例会において、審議会や各種委員会の見直しについての検討が進められている。会議では、現行の運用状況が確認され、不要な委員会の統合や廃止が提案された。多くの委員会が関連性を持つ中で、これらの統合は効率的な運営につながると期待されている。
また、雨水貯留タンクの設置推進に関する議論も行われた。多くの自治体で設置が進んでいる中、小山市の貯留タンクは設置基準が80リットル以上とされており、他の自治体と比較すると小規模なものとなっている。市長は、今後の雨水タンク設置の補助金制度を見直し、利用しやすい制度への拡充を検討すると述べた。
さらに、行政資料センターの設置に関する提案がなされ、市民が必要な情報にアクセスできる環境を整える重要性が強調された。市では、ホームページや展示コーナーを通じて情報を提供しているが、全ての資料が集約された場所の設置が望ましいとの意見が出た。特に、施設内にコピー機や販売のスペースを設けることが求められている。
また、審議会や各種委員会の選出規則に従った運営がなされているものの、一部に長期的な委員も見受けられ、規則の徹底が求められている。特に、兼任の制限や年齢制限、男女比率の維持などが議論され、今後もこれらの基準を守るよう努める方針が示された。地域の声を反映させるためにも、遵守の監視及び報告体制の強化が望まれている。
市長及び関係者は、全会議での提案をしっかりと検討し、行政の透明性向上と市民サービスの向上に取り組む意向を示した。