令和4年第2回小山市議会定例会が開かれ、様々な市政に関する質問が行われた。本会議では特に市政一般質問として、子育て支援の一環である学童保育の必要性や、イノシシの被害対策についての議論が注目を集めた。
学童保育については、14番の森田晃吉議員が、設立された第一学童と第二学童の利用状況を報告。コロナ禍の影響で、子供たちの利用者が微増し、既存の施設では対応が難しくなっている現状を訴えた。森田議員は第三学童の設立を求める意見を表明し、その必要性を強調した。市民生活部の小林典子部長は、具体的な数値を用いて現在の利用状況を説明しつつ、今後の増加を見越した上で第三学童の設立について検討する意向を示した。
イノシシ対策についても、森田議員の質問を受けて、高橋栄部長が現在の捕獲状況や今後の対策について報告した。特に渡良瀬遊水地におけるイノシシの目撃情報の増加が懸念されており、県を超えて捕獲協議会が設立され、対応を進めていると明らかにした。また、水害対策については、小山市長の浅野正富氏が進捗を報告し、豊穂川の整備状況について詳しく説明した。特に、迫る梅雨のシーズンに備えた整備が急務であると認識されていた。
最後に、森田議員は消防行政や防災備蓄食についても言及し、市民の安全と健康を保つための施策を求めた。特に、コロナの影響を受けた新しい生活様式に応じた施策の重要性は、市内各団体でも認識されており、今後の市の取り組みに期待が寄せられる。