令和4年第5回小山市議会定例会が11月30日に開会した。
本議会では、令和4年度一般会計の補正予算案を含む重要な議案が提案されている。
特に注目されるのは、議案第50号の決算審査特別委員長の報告であり、これに関して質疑や討論が行われた。
高橋栄決算審査特別委員長は、令和3年度小山市一般会計の歳入が753億2,504万2,000円で前年度比16.3%減、歳出が720億3,705万2,000円で前年度比18%減であったと報告した。
歳入歳出差引額は32億8,799万円であり、一部の議員からはこの実質収支額が市民への還元に向けて利用されることが求められた。
また、市政一般報告では浅野市長が新型コロナウイルスの影響について言及し、感染症対策の重要性を強調した。特に年末年始に向けた感染拡大防止策を市民に周知し、適切なマスク着用と手洗いの徹底を呼びかけた。市は引き続き、社会福祉施設への支援を行うことで、感染拡大の防止を図りつつ、市民サービスの確保に努めるという方針を示した。
本定例会では多数の議案も審議されている。たとえば、補正予算案では主に国の物価高に対応する支援が強調されており、出産・子育て応援交付金等が増額される予定である。
議会では、財政支出の適正化と市民生活の充実に向けて議論が続き、各議員からも活発な意見が交換されている。
このように、議案審査は基盤として市政全般に影響を与えるため、非常に重要なプロセスである。議事の進行においては、特に市民に対する透明性を高める必要性が訴えられた。
定例会は12月23日まで続き、議案の採決が行われる予定である。市議会としては、今後も引き続き市民の意見を反映し、より良い施策の実施を目指すことを確認した。