6月7日、小山市議会にて令和5年第3回定例会が開かれ、市政一般質問が行われた。
議員たちは交通や環境づくり、福祉施策に関する多岐にわたる質問を通じて市民の視点を訴え、各持ち場の担当者へ改善要望を示した。
まず、議員の一人が市政一般質問の冒頭でおーバス羽川線の現状について問いかけると、他の議員からもその重要性が指摘された。
特に、羽川地区から新小山市民病院までの直通便の必要性が強調された。午後の混雑時には、駐車場からのアクセスが混み合い、会う人の声も都市化の影響を受けていると訴えた。
また、大沼公園整備における駐車場整備についても話題に上がった。議員の発言によれば、地域の憩いの場である大沼公園にはベンチが少なく、特にイベント時に利用が増加するため、増設の要望が高まっているという。市は、地元自治会や段階的に増設計画を進める方針を示した。
さらに、近年のイノシシの出没についても言及があり、地域社会における取り組み強化が求められた。農業地帯における人と動物の共存を目指す声もあり、行政として対応策を求める意見が続出した。
また、市内の農地の外国人による売買状況についても説明があり、農業への新規参入を目指す外国人の数が増えてきたことが示された。市は農地法に基づき、販売の申請を受けた際に厳密な審査を行っているとし、市外の農業法人との連携も強調された。
最後に、駐車場の屋根設置についての質問があり、他市の事例を挙げながら、必要な場所に屋根を設置することを要望した。市長は適切に対応する姿勢を見せつつ、今後の調整に向けて意欲を示した。
市民の意見と実情を踏まえた対応が必要であると認識され、さらなる施策の充実が期待される。議会は市民目線でのリアルな声を大事にし、共にないかの議題へ取り組む姿勢が見受けられ、今後のより具体的な行動を促すための重要なステップとなったかもしれない。