令和2年第1回小山市議会定例会が2月17日に開会し、29名の議員が出席した。議長の福田洋一氏は、重要案件が提出される中で、議員らに慎重な審議を要請した。
市政一般報告では、大久保寿夫市長が地域の経済回復や将来の展望について言及した。特に、景気の回復に向けた戦略として、AIやIoTの導入による生産性向上が必要であると強調した。現在の経済状況に加え、国の中小企業支援策を活用する必要性も訴えた。
また、台風19号による災害からの復興として、人口減少対策と持続可能な社会づくりに関する取り組みにも言及。新庁舎建設や総合計画、地域資源の活用、観光振興の重要性が指摘された。特に新庁舎は、市民との協議を経て進められ、新たな行政拠点として期待されている。
議案の上程では、予算案や条例案などが提出され、特に令和2年度一般会計予算が前年度比で4.6%増の673億5,000万円であることが報告された。この予算には、新庁舎整備や教育環境の充実が含まれる予定である。
また、議案第37号及び第38号では、それぞれ公平委員会委員及び教育委員会委員の任命が同意され、引き続き、新たな人材が各委員会での活動に参加することとなった。