令和3年第3回小山市議会定例会が開催され、議員たちが市政全般にわたる質問を行った。
特に注目を集めたのは、新型コロナウイルス感染症に関する発言です。市内の感染者数が急増する中、議員たちは感染症対策や自宅療養者への支援の重要性を強調しました。
高橋栄議員は、「感染対策を強化し、市民に安心を提供するべき」と述べ、浅野市長に対して具体的な取り組みを求めました。市長は、新型コロナウイルス撲滅宣言後の市の施策を説明。また、「支援事業が始まったものの、申し込み数は限られている」と明かし、より多くの市民に情報が伝わるよう努める姿勢を示しました。
他にも大平拓史議員は、タブレット端末の導入による教育現場での変化について言及。市の「GIGAスクール構想」に基づき、児童生徒が自宅に端末を持ち帰り、自主学習ができる環境整備の進捗を確認しました。今後は5640台のタブレットとその周辺機器を、全校で効果的活用に向けて取り組んでいくという方針です。また、タブレットに関する児童生徒の運用技能を一層伸ばしていくため、支援員の配置も検討されています。
さらに、教育長は不登校児童生徒への支援策も紹介し、「経済的な理由でフリースクールに通えない子供たちへの支援」を行っていると説明。支援の実績を基に、市が行なった取り組みの成果をアピールし、今後さらなる支援を求めていく姿勢を見せました。
これに対し、議員たちは水面下で進行している課題について矢継ぎ早に質問を行い、早急な解決を求める声が挙がりました。特に、子どもたちの心の健康や教育の質の向上を図るための提案がなされ、市民との対話を重視する姿勢が見受けられました。