令和5年12月7日、令和5年第5回小山市議会定例会が開催された。
市政一般質問の中で、議員たちは地域の様々な問題について言及した。特に注目されたのは、環境問題や公共交通の改善、さらには不登校問題や外国籍児童生徒の教育支援であった。
市長の浅野正富氏は、議会の意見を受け止め、今後の施策に反映させる考えを示した。人気の観光スポットや地域おこしのアイディアも挙がり、市役所バス停の設置については、便数を増やす努力を続けているとのこと。また、南口自由通路の活用方法についても、観光資源との連携を強化していく必要があるとの声が上がる。特に、地元の鉄道を見学するための活動促進策として、鉄道ビュースポットの設置が提案されており、今後の協議が期待されている。
さらには、伝統文化の保存に関しても議論が交わされた。地方文化を存続させるための支援を強化していく必要性が示された。一方で、農業問題も引き続き重要視されており、新規就農者の支援策である「田んぼダム」の取り組みが評価されている。特に、高齢化に伴う農業従事者の減少への危機感が共有された。
最後に、社会教育政策についての質問が多く、市民活動や地域の文化の振興、また市内全域での生涯学習の展開を目指し、職員の育成や専門性向上についても強調されることとなった。