令和4年第2回小山市議会定例会が、6月2日に開催された。
今回の会議では、重要案件が多く上程されることが予想されており、市民に向けて目まぐるしい取り組みが報告された。
市長の一般報告では、新型コロナウイルス感染症の影響について言及した。浅野正富市長は、「4月以降も感染者数が一定の水準で推移している」「市民の健康と社会経済活動の両立に向けた取り組みが重要」と強調した。
具体的な取り組みとして、ワクチン接種の進捗状況が挙げられた。市長によると、5月30日時点での接種率は12歳以上で約61%に達し、引き続き接種体制の強化を図るとした。また、地域の健康維持に向けた感染対策が続けられることが通知された。
そして、子育て支援施策についても言及され、「住民税非課税世帯に対して10万円の給付を行った」「別途で離婚などによる受給漏れがあった世帯に対しても支援を図った」と報告された。これにより、経済的な負担軽減が図られる見込みと評価されている。
議案の中では、議案第42号が通過した。これは、前市長である大久保寿夫氏の名誉市民推挙に関するもので、議会からも異議は出ず、賛成多数で可決された。市長は「氏の長年の貢献を称えるべき」とし、574に及ぶ功績を再確認した。
また、市の災害対策も強調された。市長は、「無人航空機を利用した災害時の支援活動に関する協定を締結した」とし、責任体制を更に強化することに言及した。
最後に、新レンタサイクル「O―cycle」が順調に運営されていることが報告され、先に施行される自転車利用に関する規則との整合性も今後検討される見通しだ。