令和5年第3回小山市議会定例会が6月26日、午前10時08分に開かれた。
この定例会では、議案第42号および第44号から第52号までの議案が審議された。議案に関しては、各所管委員会が審査報告を行い、質疑応答が活発に行われた。議案第44号の小山市税条例の一部改正では、「特定小型原動機付自転車が除外されるが、年額は2,000円」との説明があり、執行部は変更点や周知方法について詳細に述べた。
特に、議案第47号の小山市火災予防条例の一部改正については、事業所の検査に関する質疑があり、申請数や基準に関する答弁が行われた。執行部は、申出の対象となる事業所数は市内で1事業所であることを強調し、透明性の確保を図る姿勢を示した。
また、財産の取得に関する議案についても同様に重要視され、特に消防自動車の更新計画に関しては、具体的な質疑応答がなされた。委員からは、災害対応特殊消防自動車の機能に対し、現況車両との違いや出動実績にも言及があり、執行部からは最大で80度曲がる新型はしごの特徴や今後の対応策について説明があった。
他にも、議案第45号での教育保育事業の基準改正に関しての質疑が続き、育成環境の充実に向けた施策が示された。委員は「ICT化の導入に向けての支援や、国からの予算確保が重要」として、延長される指針への期待を寄せた。
また、議案第46号では建築物に関する制限も取り上げられ、地域開発における住宅地区の市民生活に配慮した対策が強調された。
最後に、定例会の冒頭では、全国市議会議長会からの表彰状や感謝状の伝達が行われ、篠崎佳之議長が、「今後も市政に貢献されるよう、引き続き頑張っていただきたい」と期待を表明した。議会は全ての案件を可決した後、閉会中の継続調査事件について決議し、正式に議事を終えた。議長は「執行部は登録された意見を市政に反映させるようお願いする」と述べ、議員や執行部の連携を強調した。